朝ドラ『ひらり』視聴
相撲という“女性禁制”の題材だから、ジェンダー的な視点にも切り込むのかと思っていたが、
今のところそうした問題提起はほとんど見られない。
レビューを読むかぎりでは、物語の主軸はあくまで恋愛にあるようだ。
30年前のドラマだと考えれば仕方ないのかもしれないが、
当時の価値観がそのまま出てくる場面も多く、今見ると引っかかるところもある。
私は普段あまり朝ドラを見ないので、主人公にはもっと“クリーンで素直”なイメージを持っていた。
しかし、この主人公はそのイメージとは少し違っていた。
相手の前では言わないものの、顔の大きな女性を悪気なく小馬鹿にしたり、
先輩に向かって陰で「ハイミス(婚期を過ぎた未婚女性)」と言う場面もある。
先輩に嫌がらせを受けて、いないところで「殺す」と口にしたり、
ときどき下ネタを言ったりもする。
1992年当時は、こういう表現が朝ドラで普通に流れていたのかと思うと驚きがあった。
(この作品が2023年に再放送されていたことにも、少しびっくりした。)
さらに、アルバイト先で主人公は先輩に無視され、
「歩く不愉快」とまで言われてしまう。
「前向きで元気な主人公が応援される朝ドラ」を想像していた私には、かなり意外だった。
主人公が無視してくる先輩に反発したことを相撲部屋の親方に相談すると、
今度は逆に「兄弟子に礼節がない」と注意されてしまう。
アルバイト先が相撲関係のアパレルショップであることもあり、
相撲の礼儀を重んじるべきだということらしい。
主人公が謝ったことで先輩にも少し変化はあったが、それでも無視は続いた。
これが「かわいがり」なのだろうか……と考えてしまった。
ドラマ自体はとてもおもしろいが、ときどき受け入れにくい価値観が差し込まれる。
しかし、そういう“いろんな考え方”が混ざっていること自体が、
作品の独特の魅力になっているのかもしれない。
#ひらり #相撲
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