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土俵裏日誌

黒糖丸部屋スタッフの日記

『ひらり』を観た。趣味と評価のこと

『ひらり』を観た。趣味と評価のこと

姉妹が医師の男性をめぐって静かに火花を散らし始め、
主人公の両親のあいだにも少しずつ衝突が増えてきた。

最初は主人公にも医師の男性にもあまり好感を持てなかったが、
最近は少しずつ親しみが湧いてきて、物語に自然と引き込まれている。

ナレーションの
「恋の下手な人は、隠し事も下手」
という一言も強く印象に残った。

また、
「芸と商売は別。毎晩芸をやっていたら体がもたない」
劇中で引用された古今亭志ん生の言葉には、
“仕事として続けることの現実”がにじんでいて、心に残った。

さらに印象深かったのは、俳句を生きがいにしたい主人公の母に向けられた次の言葉。
「趣味は自分のためのものだが、やがて飽きる」
「お金にならないことは、生きがいにならない」
「対価をもらうことで“認められた”と感じられる」
「認められることこそが、生きがいになる」

私は「趣味は自分が楽しければいい」と思っていたので少し違和感もあった。
しかし、誰にも見られず、理解もされないままだと続けるのがむずかしいのも事実だ。
認められることでモチベーションが上がり、作品の質も良くなるというのは理解できる。

カルチャーセンターで徹夜して作品を仕上げる主人公の母と、
それを冷ややかに見つめる家族の姿も印象的だった。
「趣味だからこそ、理想を追いたくなる」という気持ちには、強く共感した。

#ひらり
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